2009年3月に、
築地そばアカデミーと有田の李荘窯のコラボレーションにより、「無有(みゅー)」シリーズというプロフェッショナルユーズの蕎麦器が市場に投入された。
この器は、型が変化しても汁の張り込みが統一しており、仕込みや盛りつけがきわめて容易になるベーシックデザインをもちます。
その一方で、江戸から連綿とつらなる伝統柄から、モダーンな空間にもフィットする斬新な絵柄やテクスチャーも展開。昔ながらの仕事に立脚しながら、合理性を高めた、誰にとっても使いやすい器たちです。無有のホームページはこちら、ぜひチェックしてください。受注生産の業務用とはいいながら、アマチュアの方にも一つから販売できます。
さて、その無有ですが、
詳しい情報は無有のホームページをご覧いただくとして、この平丼という型はそばの新しい可能性を指し示すフォルムといえます。
作例は、バジルを打ち込んだ変わり蕎麦。そこに、完熟トマトを素材だけで煮詰めたピュレと、瑞々しいバジルの葉、そして本場のパルミジアーノ・レッジアーノをふわりとおろしてかけた、イタリアン・トリコロールの一品です。